バイオハザードに
対する防護
バイオハザード(注1)対策用防護服は、生物学的危険物質(注2 )へのばく露又は接触の危険から作業者を防護するための服です。
バイオハザード(注1)対策用防護服は、JIS T 8122で種類、性能等が規定されています。
(注1 )バイオハザードは、生物学的危険有害性を意味します。
(注2 )生物学的危険物質は、ヒト又は動植物に危害を及ぼす病原体及び生物由来の有害物質の総称です。
なぜバイオハザードに対する
防護装備を使用するのか
加えて、防護服の下に着用する衣類に病原体等が付着しないようにすることで、病原体などによる二次感染や病原体などを他の場所に広げないために使用します。
使用場所の代表例としては、微生物取り扱い機関、研究機関、検査室、医療機関、介護施設、畜産場、食品、廃棄物処理などがあります。
代表的なリスクの種類
およびその危険性
リスクの種類
(代表例)
・衣類に付着した病原体等の持ち出しによる二次被害など
防護服の選定および注意事項
- 1使用する病原体等の情報(微生物的特性、感染経路、重篤度など)を収集する。
- 2作業内容、作業工程を分析し、ばく露形態などのリスクアセスメントを行う。
- 3リスクアセスメント結果を踏まえて、必要な保護具を保護手袋、保護眼鏡、保護衣(腕カバーやエプロンなどを含む)、履物(靴カバーなどを含む)などから選択する。
- 4作業時間や作業の特徴、及び取扱病原体等を踏まえて、必要な保護具の防護性能等を決め、保護具の選定候補を決める。
- 5選定候補の保護具の取扱説明書を熟読し、選定候補の保護具が要求性能を満足することを確認し、再度リスクアセスメントを行い、リスクが低減されていることを確認する。必要に応じて、取扱病原体等、作業内容等を専門家や保護具メーカーに連絡し、選択に関する助言を受ける。
- 6保護具を選定し、併せて作業手順書を作成/改訂し、保護具の使用方法、管理方法を記載し、実際に使用する従業員を教育する。
気密服は、手、足、及び頭部を含め全身を防護する服で、服内部を気密に保つ構造のバイオハザード対策用全身防護服です。
陽圧服は、手、足、及び頭部を含め全身を防護し、外部から服内部を陽圧に保つ呼吸用空気を取り入れる構造の非気密形バイオハザード対策用全身防護服です。(現状では多くの場合、実験室レベルでは陽圧服が使用されています。)
密閉服は、液体又は浮遊固体粉じんの生物学的危険物質が服内部へ侵入しない構造の非気密形・非陽圧形バイオハザード対策用全身防護服です。
バイオハザード対策用部分防護服は、身体の一部を生物学的危険物質の浸透から防護する防護服です。