一般社団法人日本防護服協議会

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電気に対する防護

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電気に対するリスクは、感電および、電気アークフラッシュが存在します。感電は、電気の通り道に人体の一部を接触及び接近させたりすることで発生する現象であり、電圧が高いほど、また、通過する電流が多いほど人体へ重篤な影響が発生し、火傷や心停止などになる恐れがあります。直接的な電気への接触がない場合でも、事故などにより短絡や地絡が発生した場合、非常に大きな電流が短時間に流れるため電気アークフラッシュが発生します。このようなリスクから作業者を守るために適切な個人用保護具が必要となります。

なぜ電気に対する
防護装備を使用するのか

電気は非常に多くの場所で使用されている反面、そのエネルギーは非常に大きいため、作業者を適切に保護する必要があります。
活線作業における感電防止用の個人用保護具や、電気アークフラッシュに対応する防護服などを使用することで、作業者を適切に守ることが可能です。

代表的なリスクの種類
およびその危険性

感電:電流が体内を通過する。直接的な接触のほか、高電圧の場合は近傍においても通電する可能性があります。
電気アークフラッシュ:短絡または地絡により、主としては突発的に発生する事故による大きなエネルギーの放射(プラズマ)を指す。高温の熱放射のほか、溶融金属の飛散、聴覚・視覚への影響など大きなリスクがあります。

防護服の選定および注意事項

  • 1作業環境及び内容の情報を収集する。
  • 2作業工程を分析し、リスクアセスメントを行う。
  • 3リスクアセスメント結果を踏まえて、必要な保護具を選択する。
  • 4作業の内容等を踏まえて、必要な保護具の性能等を決め、選定候補を決める。*電気アークフラッシュに対する防護の場合は、作業対象となる設備において発生する事故エネルギー値を算出し、そのエネルギー値に見合った防護装備を選択する。
  • 5選定候補の保護具の取扱説明書を熟読し、選定候補の保護具が要求性能を満足することを確認し、再度リスクアセスメントを行い、リスクが低減されていることを確認する。必要に応じて、取扱物質、作業内容等を保護具メーカーに連絡し、選択に関する助言を受ける。
  • 6保護具を選定し、併せて作業手順書を作成/改訂し、保護具の使用方法、管理方法を記載し、実際に使用する従業員を教育する。

感電に対する個人用保護具は、法律に規定があるものもあるため、対象となる設備、電圧、作業内容、保護部位を検討したうえで適切な保護具を使用する。